2021/08/15 04:14


1年程前に珈琲豆の販売単位を100gから150gへと変更しました。

下記が当時の投稿です。
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珈琲豆の販売について、考えていることを書いてみたいと思います。

販売のシステムを変えてみたいと思います。
どういう事かというと、従来の100g単位での販売についてです。

100gのコーヒー豆を作るためには、焙煎度合いにもよるのですが、生豆をおよそ125g使用します。
生豆は焼くことで水分が抜け、80%程になります。深煎りだと75%程でもっと深いと70%になることもあります。

焙煎で品質を安定させようとすると一回の焙煎で200g以上は使う必要があり、それ以下だとどうしても安定させることが難しくなるので、100gのご注文の場合でも生豆は200g以上を使って焼いています。

お店を始めた頃から、焙煎から24時間以内に配送の手配を行い、常に新鮮なコーヒーをお手元に届けたいという想いがあります。

従来の100gの販売だとどうしても、無駄が出てしまい、フードロスの問題を抱えていました。
販売量が伸びてくれば、効率という名の下に1週間以内のものを配送しますみたいな風になってしまうような気がしています。
でも、それは絶対にしたくはないと思っています。これは自分の意地です。

従来の100gに対して、150gのほうがロスが少なく値段も安く提供出来ますし、150gだと飲む頻度にもよりますが、1日一杯15g使うとすると2週間ほど楽しめる計算になります。
一度の購入量で1番多いのが300gで、おそらく2週間から〜1ヶ月で飲みきる量での購入なんだろうと思います。

ずっと継続してお店を続けていくためにはどうすれば良いのかということを考えて変更を決断致しました。
作り手と消費者の最良の関係を築けたらと思っております。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。
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今もこの想いは変わることはありません。

すこし例外としてイブラヒムモカ、ゲイシャ、エルパライソなど100g単位で販売している豆もあります。

上記のコーヒーは生豆の入手が難しく、一期一会のような珈琲豆なので、どうしても販売価格もすこし高くなってしまいます。

100g単位にしている理由は、購入し易い価格帯で多くのお客様に体験していただきたいと思っているからです。

補足として記してみました。

          Curry Rice Coffee 店主